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在外被爆者に被爆者援護法の適用を求める
一の日座り込み(12月)
大阪裁判・勝利判決に続こう
2001年6月1日、在韓被爆者の郭貴勲(カク・キフン)さんが、渡日治療中に被爆者援護法に基づき「健康管理手当」を受給したにもかかわらず、帰国したことを理由に支給を打ち切ったことは違法だとして、国と大阪府に対して受給資格の確認などを求めた裁判で、大阪地裁は郭貴勲さんの主張を認める判決を下しました。しかし、国は多くの控訴断念を求める要請を無視して控訴してしまいました。現在高裁で控訴審が行われています。
わたしたちは、大阪裁判の判決が下された「6月1日」にちなんで広島・長崎共同行動として「毎月1の日座り込み」をしています。在外被爆者への被爆者援護法の適用がなされ、根本的な解決が図られるまで、毎月1の日には座り込みを続けていきたいと思います。
市民のみなさんのご参加を期待します。
【日時】 12月1日(土) 午後5時30分より
【場所】 広島 《 原爆ドーム前 》
長崎 《 平和公園・平和祈念像前 》
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【 呼びかけ 】
長 崎
李康寧・広瀬方人裁判を支援する会
韓国の原爆被害者を救援する市民の会長崎支部
長崎県被爆二世教職員の会
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広 島
韓国の原爆被害者を救援する市民の会広島支部
広教組 被爆二世教職員の会
広高教組 被爆二世教職員の会
三菱広島・元徴用工被爆者裁判を支援する会
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【連絡先】 広島市安芸区船越2−35−4
豊永恵三郎方
TEL 082−822−0766
長崎市愛宕3−4−23 平野伸人方
TEL 0958(21)7718
FAX 095(821)7863
情報
長崎地裁での在韓被爆者・李康寧(イ・カンニョン)さんの裁判は12月26日に判決が出ます。また、出国を理由に健康管理手当を打ち切られた広瀬方人さんの裁判は第2回口頭弁論が1月23日に行われます。郭貴勲さんの控訴審第2回目は12月21日です。
10月3日には、国から特別手当受給権者と認められている李在錫さんが国と大阪府を相手に大阪地裁に地位確認等を求めて提訴しました。現在、被爆者健康手帳を取得している被爆者約29万人の内、特別手当受給権者と認められている人は、2100人程度しかいません。第1回口頭弁論は11月22日に開かれました。この裁判によって国の論理矛盾は一層明らかになるでしょう。次回は2月14日です。
また、「在外被爆者問題の検討会」も第5回の12月10日までに起草委員会が開かれることになっており、一定の方向性が出されるでしょう。
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