韓国原爆被害者協会会長声明

小泉純一郎総理閣下

 総理になられたのを心からお祝い申しあげます。内外政局多事多難なる時代に重責を担われて、ひとしお御心慮されることとお察し申しあげます。
 さて、今度大阪地裁(2001.6.1)で「海外被爆者にも援護法を適用せよ」との判決は、遅ればせながら私たち在韓被爆者ばかりでなく全韓国人が、法の適用を正当にされた裁判官達に、深い敬意を表する次第であります。
 ご存じのとおり、韓国と日本とは近い国であるがゆえに思い出したくない過去があったのは事実ですが、歴史的に文化的に地理的にもっとも近い国であります。韓日間はこれから一層、親善友好の絆をかたくするのにお互いに努力しましょう。
 それからお願いしたいことは、閣下が大阪地裁の判決をこのままお認めになって上告なさらないように、かさねがさねお願い申しあげながら、閣下のご健康を合掌お祈り申しあげます。

2001年6月5日

社団法人 韓国原爆被害者協会会長 李鳳儀


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