在外被爆者に被爆者援護法の適用を求める
「在外被爆者に関する検討会報告書を切る」集い
2001年は在外被爆者補償運動にとって重要な年でした。被爆後56年、在外被爆者たちの叫びは、日本政府から無視され続けてきました。
6月1日の郭貴勲さんの在外被爆者援護法裁判完全勝訴(国と大阪府が控訴)が一つの転回となったのです。在外被爆者援護法裁判は新たに二件(長崎の李康寧さん、大阪の李在錫さん)提訴され、日本政府は「在外被爆者に関する検討会」をつくらざるを得なくなりました。日本と韓国で国会議員の懇談会も生まれました。そうした中で在外被爆者に援護法の平等適用を求める署名が、夏以降の数カ月で約14万人分(12月1日現在)も集まったのは、世論の大きな変化を象徴しています。
12月10日に「検討会」の報告書が出ましたが、各論並記の中身は貧弱なものでした。李康寧さんの裁判は12月26日に判決があり、郭貴勲さんの裁判は12月21日が第2回目です。
以上の状況を踏まえて緊急に"集い"を開催することにしました。大阪、長崎からも関係者が来広し、広島で支援している人たちと集い「検討会」の報告書を批判し、意見を出し合い、今後の行動につないでいきたいと思います。
寒い時ですが多数ご参加いただきますようお願い申しあげます。
日時: 2002年1月13日(日) 14時〜17時
場所: 広島市西区民文化センター
(西区横川新町6−1)JR横川駅前より徒歩2分
TEL 082-234−1960
資料代: 500円
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1 開会
2 挨拶
坪井直、金子一士(広島県両被団協)
3 長崎での裁判
平野伸人(韓国の原爆被害者を救援する市民の会長崎支部長)
4 大阪での裁判
足立修一弁護士
5 朝鮮民主主義人民共和国の被爆者の実態
李実根(在日本朝鮮人被爆者協議会会長)
休憩
6 在外被爆者に関する「検討会」報告書について
市場淳子(韓国の原爆被害者を救援する市民の会会長)
7 厚生・労働省の新たな対応策について
田村和之(広島大学総合科学部教授、被爆者援護法研究会代表)
8 討論
9 閉会挨拶
姜文熙 (在韓被爆者渡日治療広島委員会代表幹事)
主催:
韓国の原爆被書者を救援する市民の会
被爆者援護法研究会
原爆被害者相談員の会
在韓被爆者渡日治療広島委員会
三菱広島元徴用工被爆者裁判を支援する会
連絡先:〒736-0081 広島市安芸区船越2-35-4 豊永恵三郎
TEL 082-822-0766