南米へ医師団派遣 被爆者の健康診断や相談−−きょうから県と長崎県合同で
04/10/20 毎日新聞/広島
南米へ医師団派遣 被爆者の健康診断や相談−−きょうから県と長崎県合同で /広島
県と長崎県は20日から16日間、被爆者の健康診断や健康相談に応じるため、医師団をブラジルなど南米5カ国に派遣する。02年度から始まった国の在外被爆者支援事業の一環で、医師団の南米への派遣は2回目。
派遣されるのは、団長の桑原正雄・県立広島病院総合診療科部長ら医師4人を含む計7人。
南米5カ国には、ブラジル(157人)をはじめ、アルゼンチン(14人)、パラグアイ(4人)、ボリビア(5人)、ペルー(1人)に、計181人の被爆者がいる。このうち、申請のために渡日が必要となる被爆者健康手帳を持っているのは145人。県は今回の訪問で、手帳取得の相談などにも応じるという。
医師団は、現地の医師免許がないため、医療行為は出来ないが、現地の医療機関での診断結果などをもとに問診や健康相談、健康管理に関する講演会などを行う。【小山内恵美子】
10月20日朝刊
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