映像ハヌルからのお知らせ
(映像ハヌルからの協力依頼により掲載しています)
百萬人の身世打鈴
―朝鮮人強制連行・強制労働の恨― |
時間等 :16ミリフィルム 225分 カラー
監 督 :前田憲二
撮 影 :北村徳男
製作概要:東アジアを舞台にし、映像ハヌルを基地に、永年、長編記録映画に取り組んできた前田憲二監督は、「神々の履歴書」「土俗の乱声」「恨HAN・芸能曼陀羅」などを通して、古代から中世へと朝鮮渡来文化を執拗に追い続けてきた。その必然性のなかで、近現代の避けては通れない、大問題である「朝鮮人強制連行・強制労働」をテーマに、4年がかりで完成させたのが「百萬人の身世打鈴」である。
シンセタリョンとは身の上ばなし、という意味だが、この作品では17名の証言者と対峙し、同時に、証言の裏付けを求め、日本各地を隈なく巡った。
──取材した人々は50人近くになる。さらに韓国へは都合4回撮影に入り、遠く中国僻地にまで取材した。
そして1930年代から、1940年代に撮影された貴重なモノクロフィルムや写真・資料などをふんだんに使用し、作品に幅広く厚味を加えた。表現方法も、従来の映像手法を徹底させ、被写体を正面から見据え、延々とフィルムを回した。そのため、この作品に登場する17名の証言者たち、その一人、一人の人間像が、いやがうえにも浮彫りされ、語りの重さが観る人々の心に迫ってくる。この作品は、太平洋戦争下における日本の恥部を、徹底的に暴きだした超大作である。
●東京上映会
日 時:2000年11月28日(火)〜 30日(木)
17:20開場 18:00〜上映
12月12日(火)
12:20開場 13:00〜上映
会 場:中野ZEROホール・小ホール
(※11/29は大ホール)
チケット申込み/問い合わせ:
映像ハヌル TEL.03-5996-9426
FAX.03-5996-9428
東京都新宿区中落合3-25-18-303
メールの場合は:ken-off@air.linkclub.or.jp
(チケットのお申し込みの方には、郵便振替用紙を同封しますので、後日お支払いお願いします)
入場料は通常の映画館入場料と同額ですが、このページには掲載できませんので直接問い合わせてください。
協力依頼文より
映像ハヌルというプロダクションは、朝鮮半島と日本との繋がりをテーマに、これまで「神々の履歴書」「土俗の乱声」「恨・芸能曼陀羅」などの長編記録映画を自主製作し、自主上映してきた会社です。昨年末には、ハヌルのメンバーが中心となって『百萬人の身世打鈴―朝鮮人強制連行・強制労働の恨―』という証言集を東方出版より出版しました。
さてこの度、証言集と同時取材で進めてまいりました同名の長編記録映画が完成し、11月28日から東京で上映会を行うことになりました。つきましては、映画の完成、及び上映会の情報など貴サイトでも取り上げていただければと思い、メールをお送りする次第です。
*映像ハヌルは貧乏プロダクションですので、いまだにパソコンもないのですが、現在ホームページを開こうと試行中です。上映会には間に合いそうもないので、是非、皆様の御協力をお願いいたします。