広島原爆裁判支援共同ニュース

2006  128 第8号

原爆裁判へのご支援と裁判傍聴をお願いします!
裁判日程


  1月11日()10 00   
    在ブラジル被爆者「手帳」申請却下処分取消請求訴訟
    第1回口頭弁論
   (広島地裁)

 1月25日()14 00  
    
在韓被爆者「手帳」申請却下処分取消請求訴訟
    控訴審第1回口頭弁論  (広島高裁)

 1月26日()14 00  
    
救護(3号)被爆者裁判「手帳」申請却下処分取消請求訴訟
    第8回口頭弁論
     (広島地裁)

  2月14日()14   00  
   原爆症裁判控訴審
    第1回口頭弁論
 (広島高裁)


  九月二十六日、広島地裁は、三菱元徴用工の李相Y(イ・サンヨプ)さんが、国外からの「手帳」申請却下処分の取り消しを求める訴えを却下し、国家賠償請求を棄却しました。

  判決は、李さんが、まさに命をかけて来日し、長崎から「手帳」の交付を受けたことを理由に、訴えの利益がない、「被爆確認証」は交付されているが、来日して「本人確認」をする必要があるとしたのである。本人確認については、福岡高裁で、「国外からの『手当』の申請は、大使館などに書類を提出すればよい」との勝訴判決が確定しており、広島、長崎の知事、市長などで構成する「八者協」も「手帳」の国外からの申請を認めるように、要望書を提出している。  今回の判決は、これまでの在外被爆者支援運動の流れに逆行するものである。「被爆者はどこにいても被爆者である」。一日も早く、被爆者の願いに応えるために、運動を大きく前進させ、控訴審での公正な判断を求めて行きたい。

  原爆症の認定を求めるたたかい、運動の輪は確実に大きくなっている。大阪高裁での弁論もはじまった。裁判所は、「原告は、高齢かつ健康に問題を抱えている。審理の長期化は極力避けなければならない」として、被告の証人申請、鑑定申請、カルテの取りよせ申請を却下した。  広島高裁での審理もはじまる。早期全面解決実現のために全力をあげたい。


  今年1年間、原爆裁判は大きく前進しました。皆さまのご支援の賜です。
一日も早く、被爆者の願いを実現するために、多くの方々のご支持・ご支援を訴えます。

「原爆症の認定を求める集団訴訟を支援する広島県民会議」
  〒730-0853 広島市中区堺町1-2-9貴志ビル203 TEL(082)503-2750
「在ブラジル・在アメリカ被爆者裁判を支援する会」
  〒730-0036 広島市中区袋町4-25日商岩井袋町マンション402 TEL(082)246-8699
「三菱広島・元徴用工裁判を支援する会」
  〒730-0047 広島市中区平野町8-15 カレントコスモ 高教組書記局気付 TEL(082)244-2511
「救護(3号)被爆者訴訟原告団」
  〒730-0853 広島市中区堺町1-2-9貴志ビル203 TEL(082)503-2750